Eric Melvin(G/Vo) / Fat Mike(B/Vo)
El Hefe(G/Trumpet/Vo) / Erik Sandin(Ds)
NOFX は1983年ロサンゼルスにて結成され、10枚のスタジオフルレングスアルバム、6枚のEP他無数のCDをリリースした。どうにかこうにか600万枚の売り上げを記録し、インディバンドの歴史を塗り替え、メジャーレーベル、MTVをおしのけることも何度もあった。とはいえ、Bad Religion、Misfits、RKLなどからの音楽的な影響をうけたことも認めなくてはならないけれど、今はむしろNOFXが影響をもたらす側にあるわけで、長い間Epitaphに在籍し、Fat Mike自身のレーベル傘下に入ったあとは、2003年のアルバム「The War On Errorism」はNewsWeek、CNN、New York Timesなどポリティカルな主要メディアでもバンドの名を知らしめることなる。
アルバム「Wolves In Wolves' Clothing」のプレリュードにあたるようなEP「Never Trust A Hippie」のリリースの後、30ショー、30国、まだNOFXのCDが売られていない未開の地をツアーする突拍子ない計画を敢行した。ボリビアからブルマ間は収録を行う予定でカンヌを目標にしないまでも、サンダンスくらいは狙いたいところ。
酔っ払ってやったことで後悔したこと、(たとえばライブのレコードを録音する)はない?
2007年1月、サンフランシスコのSlimで3晩にわたり行なったのがまさにこれ。トークと、ときに曲を挟んだライブをレコーディングするというもの。これが最も酔って、おもしろくて、過去の曲をよい音でレコーディングできた作品で、あまりによかったので1995年のライヴ・アルバム、「I Heard They Suck Live」の曲は一切プレイしないように徹底したほど。「They've Actually Gotten Worse Live」は2007年11月ごろにもっともお恥ずかしいライブとしてレコードショップに登場…
やっちゃったけど、ま、いいか、と思う。何でもいいけどとにかく酔っ払ってる…
NOFXをやることは簡単。パンクロックバンドをやってアルコール依存症になっていることほど楽なことはない。はじめはアルコール依存症じゃなかったけど、最終的には確かにそうなった。1983年の冬、16歳で楽器の弾き方すらしらなかった。でもパンクがやりたかった、と思ったことがラッキーだった、なぜって別に何も知っている必要はなかったから。俺がハリウッドで曲を書いてショーをはじめた。1年くらい7インチの1枚も出ないままCBGB's、The Mabuhay Gardens、Blondies、and the Anthraxなどでもプレイしながらツアーが続いたあと、手元にあったものと言えばデモくらいだった。